ブランディング。本当のところを言うと、会社や事業のマーケティングにおいて必ず実施すべき活動というわけではありません。実際に、ブランディングを目的とした活動を行っていない会社は多くあります。
それではなぜ、敢えてブランディングを行う会社があるのでしょうか?
オンリーワンにも、ナンバーワンにもなれる
一つ確かなことを言うと、ブランディング(の成功)が、集客・販促・PR・広報といったあらゆる面において、会社や事業を有利に進めやすくなるからです。
ブランディングを主に行う目的は、ターゲット市場において「●●●といえばあのサービス/商品」という認識を無意識に持ってもらうことになります。
無意識な認識がターゲット市場に浸透すれば、広告費や販促費に多くの費用を投入しなくてもお客様を獲得することが可能となります。
広告費や販促費を削減できれば、その分を商品開発やサービスの充実に充てることができます。また、ブランディングの結果として確固たるブランドが確立出来れば、ターゲット市場だけでなく世の多くの市場においてもオンリーワンとしての立場と現状を示すことが出来ます。
そうなることで、業界内/業種内でナンバーワンの立場を確率できる可能性も大きくなっていきます。
もちろん、ブランディングをしていくにも当然コストはかかります。
ただ、ブランディングによって販売する商品やサービスが、オンリーワンのブランドとなれて、ナンバーワンの立場を確率出来る可能性があるのであれば、ブランディングを取り入れる価値は十二分にあります。
今の世の中と時流において、Webサイト(=ホームページ、以下Web)はブランディングに必要なツール/施策となっています。
十代の学生さんから年配の人までPCやスマホで知りたい情報をネットで検索し、調べたりする時分です。
ネットで見る、聞く、読む、といったことで知り得ることがそのまま、そのサービスや商品、扱っている会社や店舗のイメージへとなっていきます。そのイメージこそ、ブランドとも直結していくことになっています。
ここからブランディングに有効になる、Webの作り方を簡潔に説明していきます。
Webがなぜブランディングに必要なのか?
「出来る」ではなく「しやすくなる」
ここで勘違いされやすいのが、「Webがあれば確実にブランディングが出来る」と想ってしまうことです。Webがあるだけではブランディングは出来ません。このことはハッキリと言っても過言ではありません。
正確にいうと「Webがあればブランディングがしやすくなる」です。
ブランド
【ブランド】になる要素はいくつもあります。
色、カタチ、アイテム、ロゴデザイン、音、香り、手触り、言葉、材質、と本当にブランドとなる要素は多くあります。いくらでもブランドとして成り立たせることは出来ます。ただ「これがブランドです」と言っても、なかなか伝えたい人に正確に伝わらないことが多いのが【ブランド】であり、そこがブランディングとして難しいところです。
そこで役に立ってくるのがWebです。
Webが持つ大きな魅力はネットを通じて誰にでも見てもらえる・感じてもらえる、ということです。寝ている間にも誰かに見てもらえて、感じてもらえるという機会があるということが兎に角大きな魅力です。
想いを大切にしよう
Webには様々な伝えることの出来る手段(ツール)を組み込むことが出来ます。動画、音(楽)、イラスト、文字、そして写真。見せ方に工夫は必要ですが、伝える手段はいくつもあります。
ただ、
創る時、導線/動線とか、SEO/SEMとか、ユーザビリティ(UI/UX)とか大切だと言われますが、本当に大切なことである「あなたの想い」がきちんとデザインとして表現されていますか。
「カッコいい」「可愛い」そういったWebを創る時にあなたが想ったり感じている素直な想いをWebに込めることはとても大切です。導線/動線やユーザビリティ(UI/UX)に囚われすぎて、ありふれたデザインになってしまうと、他のWebと差別化が出来なくなってしまいます。
どこにでもあるようなデザイン、見たことあるデザインになってしまうと、それこそ星の数ほどあるWebの中に埋もれてしまいます。何も印象に残らない、記憶に残らないWebになってしまいます。
埋もれないWebデザインにするには
【ブランド】になる要素が多くある中で、デザインにこだわりや特徴/個性がないとどれだけブランディングを頑張ってもブランドまでは辿りつけません。
確かに奇抜や特別なことを多くする必要はないと想っています。それでも「あ、他と違う」とあなたのWebを見に来てくれたユーザーに想われないと、その先への展開は難しくなります。
発信者(Webの所有者)が持っているはずの『世界観』や『人間味』『商品感』、さらには『幸福感』などが表現されていないと、どれだけ良質のブランドになりうるものでも、ブランディングは難しくなってしまいます。
色を例にあげると、赤でもブランドカラーにしようと思うと単純な赤ではブランドカラーになりません。
彩度や濃度を変えるだけで、幾十もの赤色を創ることが出来ます。その幾十もある赤色の中から自分が想像していた赤色を選び使うことで、あなただけのブランドカラーが確率されていくのです。
色んな手段を取り入れることが出来るWebであなた独特のデザイン/ビジュアルを表現すれば、Webだけでもオンリーワン/ナンバーワンにもなれることは可能です。
まとめ
純粋に想いを表現しよう
誰もまだやっていないことをするのではなく、「あなたが持っている/感じている、感覚やビジョン」、さらには「これが好き」といった想いを純粋に表現していけば、ブランディングはそれほど難しいことではなくなっていきます。
弊社に多いご依頼の内容として多いのが「写真を使ってデザインして」ということです。
特別に「写真が強い」とか「写真が得意」とは必要以上には案内していません。それでも多く頂いています。それは普段から写真の有効活用を、SNSを通して伝えているからです。
また「写真」そのものを撮ったり使ったりするのが好きだから、自然と多くなっていることもあります。好きこそ物の上手なれ、ですね。
ブランディングを専門に広告制作をしている弊社にどうぞ、お気軽にどんなことでもご相談ください。
(投稿 2018年12月2日/加筆 2019年7月12日)