こんにちは。HS広告スタジオの日置です。
今回も僕達のHS BLOGに来ていただき、ありがとうございます。
ブランディングとはお客様に安心感を与え続けることになるのですが当然、デザインの統一感も必要となります。ではその統一感はどうすれば出せるのか、創れるのか、を今回書いていきますね。
最初の一歩が大事
ロゴマーク、名刺、看板、ホームページ、etc....
新規開業時にはたくさんのブランディングツールが必要になると想いますが、スタート時にいきなり全部を揃えることは資金的にも苦しい人が殆どだと想います。そんな中、5年目に入った私たちにもようやく(?)、本格的な 開業や起業に関連したご相談・お仕事を頂戴するようになりました。
ホームページからのお問い合わせもありますが、 お付き合いのあるお客様からの紹介でつながっていくご縁もあります。 本当にありがたい限りです。
開業時は「お金をかけたくない」という考え方から、ロゴやホームページは開業当初は不要といった考え方も多くいて、僕達にも理解は出来ます。 でも、敢えて言うと、そういったブランドデザインがあるのとないのとでは相手に対するその後の印象は大きく変わっていきます。最初の一歩(初見)でそれ以後が決まるといっても過言ではないと想っています。
大げさかもしれませんが、会社や店舗のメッセージ/想いといった、それらのブランドイメージを統一させて、視覚的に印象に残すという事は非常に大事なことです。
誰のためのブランドデザインなのか
取り敢えず創業時は必要最低限で、設立時にもっとしっかりと揃えよう、と考える方も多くいますが、最初(創業時)に持たれたイメージというのはなかなか払拭されません。 どうしても“最初=創業時”のイメージは一番印象に残り続けやすく、周到に練られた経営戦略がない限り後からのイメージ変更は難しいと感じます。
クラウドサービスを利用して、ロゴや名刺を頼まれる方が多くいますが、そういったサービスで出来上がったブランディングツールが、1〜2年毎に変更されているケースを僕達は多く見かけます。このことから【安物外の銭洗い】になっていないかと思ってしまいます。
せっかくみなさん、ご自身の想いをはじめ、目標や夢を社名だけでなく、ロゴや名刺といったツールにも込めているはずです。そんな大切なブランディングツール、簡単に変えていてはあなたの大事な想いや理念はお客様へは届きづらくなっていってしまいます。
誰のためのブランドデザインなのか。
お客様のためであることは当然ですが、自分達のためのブランドデザインといったことも認識していくことも必要です。
ブランドも成長します
最初は高いなー、と感じても、あなたの想いをしっかりと聞き、カタチにするプロの広告デザイナーに依頼するのが一番だと考えます。実際に顔を突き合わせてヒアリングして制作するので、あなたの想いがきちんと反映されたブランディングツールとして生み出されます。
ブランディングツールはあなたと一緒に成長していきます。成長すれば、より一層愛着が湧き、事業自体にも大きく影響を与えます。 ブランディングは一過性のものではなく、季節的なプロモーションやPR、ターゲット層によって同じサービスや商品でも見せ方を変えて工夫する必要があります。その結果、
「あのロゴの会社だったら安心だね」
「あのブランドの会社なら信頼出来るよね」
と、このような想いをあなたのお客様に持ってもらいやすくなります。 この安心感を与えるといったことがブランドになっていき、その安心感を与え続けることがブランディングの本質になります。こんな風にブランドが成長していくことをちゃんとイメージして、ブランディングツールをお創りすることが必要です。
制作社は同じが良い
ロゴデザインはデザイン会社Aに、名刺はデザイン事務所Bに、封筒は印刷会社Cに、、、とバラバラに発注するのはお勧めできません。
一つの会社へまとめて依頼した方がトータルコストの交渉が出来て制作費用を抑えることに繋がりますし、 デザイン面で一貫した展開が期待できます。バラバラに発注すると、デザインの細かな部分はもちろん、色の見え方も大きく違ってきます。同じ色を数値で指定しても、ホームページと印刷物では色そのものの性質が違います。そのため、別々の会社間でのブランドカラーの統一はかなり困難を極めることになります。
制作会社が違えば、依頼する印刷会社も別々になることが殆どとなり、名刺や封筒といった紙媒体が、全く同じような質感では仕上がってきません。色を指定しても、印刷会社の印刷スキルに差異がある限り、どうしても色の見え方や感じ方は変わってきます。 それでは良いアイデアやデザインがあっても、想い描いたような、良いものは生まれてきません。
デザインにもあるマナー
トンマナ、といった言葉があります。
トンマナは「トーン&マナー」の略で、広告にデザインの一貫性を持たせることを意味しています。例えば、ロゴデザインのサイズの比率(縦横)や何か制作物に配置した時の上下左右のスペースの広さ、使用する際の最小サイズの指定、使用できるメディアの指定、使用できる色数の指定、など多く規定が設けられています。使用できる書体の指定すらも設定することが多くあります。
雰囲気を出す手法として、写真を使うのかイラストを使うのか、写真を使用する場合、どういった写真を使うのか。そういったイメージも決めることが多くあります。
また、ブランドのイメージカラーとホームページのデザインカラー、会社のコーポレートカラーを合わせる必要があるなど、トンマナはブランディングにおいても非常に重要な役割を持つことになります。
アイミツ
当然、色々な会社様から見積りを取る、相見積も大切です。色んな会社から見積もりをとれば、おのずと相性がよく長く付き合えるデザイン会社も見つけやすくなります。
3〜4年前までは、制作会社の方が良い物を作ると言われていましたが、独立起業する人が増え続けている今では、フリーランスや個人事業主といった超小規模な事業主の人でも良質な広告デザインを創れる人が多くなっています。依頼する先の規模に捉われることなく、大体2〜3件先から見積もり依頼をすることをオススメします。
まとめ
また起業当初は創業支援等の補助金をつかう手もあります。僕達のところでも補助金に強いメンバーがいるので、補助金や助成金といったことも含め、どんなことでも気軽にご相談くださいね。
(投稿:2016年2月16日/修正加筆:2019年8月7日)