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僕たちが感じるホームページ制作ツール「Wix」のメリット・デメリット

こんにちは。代表の日置です。

今回も僕たちのブログ、HS BLOGに来て頂き、ありがとうございます。


唐突ですが、


僕たちは普段、仕事としてホームページ(以下、HP)を作っています。ブランディング専門のデザイン事務所といった特性を持たせているため、会社案内のパンフレットや商品カタログ、ロゴやシンボルのデザイン等、HP以外のブランドデザインのトータル作成やブランディング構築も承っています。が、やはり、HP制作の相談・依頼の割合は多くあります。そんな中、僕たちはお客様のHPをWiXというサービスを利用して作る時もあります。



基本はWordPressを使ってHPを作ることが多いですが、お客様の仕様要望や内容(HPの規模)によっては、WordPressとWiXを使い分けています。


HPの制作はCMSにWordPressを入れるのが基本(一般的)でしょ、と思われる方は多くいると思います。だけど、お客様の仕様要望や内容(HP規模)によっては全然WiXをオススメする場合もあります。


どんな時にWiXでの制作をオススメするのか?


今回は僕たちが思う、WixでHPを作るメリット・デメリットについて書いていきます。WordPress(HTML制作)と比較して書いていきます。


今回も最後まで読んで頂けると嬉しいです!







WiXでホームページを作るメリット

■制作費用が格段に安い


一番最初に上げることは制作費用が格段に安い、ということです。この「安い」の一言で尽きると言っても過言ではないくらい大きなメリットです。WiXでのHP制作は、プログラミングやコーディングを殆ど必要としていないので、4〜5ページで構成できるコーポレートサイトや、1ページで構成できるLP(ランディングページ)の制作だと、WordPressを導入した場合と比べて、同デザイン/同仕様のHPを20〜30%の制作費で作ることが可能となります。



■自社内で簡単に更新・管理ができる


WiXはドラッグ&ドロップと言われる手法で作る制作サービスとなっています。そのため、WiXの使い方さえ覚えれば、HPの更新や管理、さらには新ページの追加制作なども自社内対応が可能となり、年間を通じて必要となる保守管理費などの節約になります。


ただ、覚えるにはそれなりの時間や手間は必要となります。僕たちが作る場合はオプション費無しで使い方のレクチャーを設けています。さらに、僕たちが作らなかった場合でもご依頼いただければ、有償とはなりますが使い方のレクチャーをしています。



■デザインに困らない


僕たちはいつも完全オリジナルのデザインでHPを作っています。プロとして仕事をしているので当たり前なのですが、全くの素人の方ではいきなり完全オリジナルのデザイン作成はほぼ無理だと思っています。HPで効果や結果を残し続けるには『デザインの知識・センス』が必要となってくるからです。でも、プロに頼むには予算がないという場合、職種や事業種に合わせた数十種のデザインテンプレートがWiX内にあるので、そちらを活用することをオススメします。



■セキュリティが強固



さらに更新やページ追加した場合でも、それら全てのシステムが自動でバックアップされ、履歴も残るため、1つ前のHPに戻すことは非常に簡単です。さらに残っている履歴から随分と前(更新頻度が少ないと数ヶ月前)のHPに戻すことも容易となっています。


セキュリティの強化やバックアップなどは、もしWordPressで作成した場合、HP制作会社への運営保守費用の支払いが生じてきます。月毎なのか年毎なのかは制作会社によって違うので最初にしっかりと確認しておきましょう。


またWordPressのセキュリティが低いとは言い切りませんが、シェア率が世界一といっても過言ではないくらい浸透しているため、サイバー攻撃の対象者となることが多分にあります。実際に攻撃されたという事例も多数ありますので、Wordpressを使って制作会社に作ってもらう場合は、どのようなセキュリテイ対策をされるのか確認することです。





WiXでホームページを作るデメリット

■自由度が低い


WiXはプログラミングを必要とせずにHPが作れるのですがその反面、デザインテンプレートや、機能・設定に一部制限が設けられていて出来ることに限界があります。そのため、特に動的なHPを作るには不向きな面が多々あります。


費用がかかってもいいから完全オリジナルのデザインや機能性を求めたいという方にはHTML構築でのサイト制作をオススメしています。



■HPがなくなる!?


Wordpressで作られたHPはプログラミング言語で制作されています。その為、そのプログラミングを意図的に削除しない限りHPが無くなることはありません。


しかしWiXの場合、仮にもWiX社がサービスを停止した場合、HPがなくなる可能性があります。これは一社に全てを任せている(依存している)ことが要因となります。Wordpressで作る場合、ドメイン(URL)と管理サーバーは別々で確保します。メールサーバーも別で用意する場合もあります。万が一、どれか一つがサーバー攻撃をされたとしてもHPに悪影響が出ないようにする為です。


ただ、現在WiXを利用しているユーザーは、個人も企業も含めて1.6億人を超えていて、上場もしている大企業のためサービスを停止する可能性は極めて低い、と僕は思っています。





デメリットが無くなる?!

■改善と進化


うん?ここでコンテンツが変わるってことは、もうデメリットってないの?と思われるかもしれません。無いわけではないのですが、かなりの確率で今までデメリットだと思われていたことが改善されていきます。先月、『Wix Meetup Japan 2019』という大規模なイベントが東京で行われたのですが、そこでWiX経営陣から画期的な発表がありました。


まさにこれまでデメリットだと思われていたことの改善や、新機能の追加をこれからドンドンと施行していくということです。全部あげるとキリがないので、ここでは僕がデザイナー目線で特に「おっ、これは良い!」と思ったことを紹介しますね。






新しい動き

■レスポンシブデザイン


今までWiXでは、レスポンシブデザインを作成することは出来ませんでした。PC用デザインとスマートフォン用デザインを別々で起こすことが必然でしたが、今後はWiXでもレスポンシブデザインに対応していくようです。早ければ2020年に入って間もない頃に、という話でしたのでひょっとしたら春に入るくらいに発表されるかもしれません。


レスポンシブに対応されていないから、の理由でWiXを導入していない人もいるくらいなので、この導入によって各制作会社にも少なからず影響は出ると思います。




■コーディング機能の強化


『Corvid by Wix』というコーディング機能を拡張し、HPに独自機能やインタラクティブ機能を追加できるWixのプロダクトです。データベース・JavaScript・カスタムフォームの利用が可能となります。


更に利点をあげると、データのインポートがCSVでまとめてインポートでき、動的生成できるページ数に制限は設けられていません。デバッグ機能も近々、バックエンドができるツールをリリースするようです。


このコーディング機能の強化により『デメリット』で紹介していた「自由度が低い」が解消されていくことは容易に想像できると思います。



■マーケティング機能の強化


SEO機能の強化はすでにされています。公開したサイトを、Google Search Console経由で30秒でGoogleにインデックス登録させるという、おそらく他にはあまりないであろう強力なSEOマーケティングツール、「Wix SEO Wiz」です。このツールは2017年にGoogleとのパートナーシップにより誕生していて年々、強化され続けています。


そして、特筆事項として、Wix SEO Wizを利用しているサイトの73%が、Google検索結果1ページ目に掲載されていることです。



■表示速度の強化


実はWiXは、表示速度が遅いとの評判でした。僕も遅いなーと感じていました。ただ2019年の初頭に発表された「Wix Turbo」のおかげでその表示速度の不満が改善され続けています。画面読み込み時間が45%の向上、インタラクティブになるまでの読み込み時間は35%向上されたと発表されています。



と、僕が感じた主な強化は以上となります。他にも決済機能の実装・強化やアナリティクスのGoogleマイビジネス登録機能の搭載、マルチリンガル機能の実装など、まだまだあります。





さいごに

僕は特にWiXの営業担当でも、広報担当でもないですが、WiXは非常に魅力的なHP制作ツールだと思っています。WiXは成長・進化をし続けています。


大規模でないHP、数ページでまとめられるHP、動的部分が少ないHPならWiXで作る方が総合的にみて得になると思います。特に中小企業のHPや個人店舗のHPでしたら、メリットの恩恵が多く受けられると感じています。


僕たちはHP制作の見積書を提出する時、提案書も一緒に提出しています。どのような仕様で作るのか、どのような運用をしていけば良いか、そして使うツール(WordpressやWiX)のメリットとデメリットもご説明しています。HP制作を検討している場合は、合い見積もりをするだけでなく、メリットとデメリットも問い合わせすると良いです。



今回の記事がHPと作る時、制作を専門会社に依頼する時の参考になれば嬉しく思います。今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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