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執筆者の写真saygo

効果の出るHPの創り方〜カフェの場合〜

更新日:2020年1月31日

こんにちは。HS広告スタジオの日置です。

今回もHS BLOGに来て頂き、ありがとうございます。


僕たちのところに「ホームページをどういう風にに活用していけば良いか分からない」という方もいます。「創ってほしい」といったご相談ではなく「効果の出る活用を教えてほしい」といったご相談も最近は多くあります。


確かにホームページって、結果を出すためにどの様に活用していけば良いかを考えると、難しいツールです。


  • 自分達で作ったんだけど、全然効果がなくて運用の仕方を教えてほしい


というご相談も最近では多くなってきたので、今回はこのご相談を元に書いていきます。





目線のズレ

ご相談をくれたのはカフェのオーナーさん。「知識がなくてもプロのように作れる」といったキャッチコピーで展開されている無料のホームページ作成ツールを利用してご自身で創られていました。


コピーの「知識がなくても〜」にもあるように、確かにWeb専用の知識がなくても作れます。でもそれは作れるであって創るではないんです。お言葉ですが、素人の方はどう頑張っても自分(売り手)目線になってしまい、お客様(買い手)目線にはなりません。


お客様目線になれないと、自分好みのホームページになってしまい、お客様の期待したホームページにはなりません。お客様が自分たちに求めていることをきちんと理解し把握しない限り、期待されているホームページにはなかなか辿り着けません。


そして次のことが大きなポイントになるのですが、自分達が想っている自分達の得意な点とお客様が想ってくれている自分達の得意な点、というのはズレていることがほとんどです。




アピールだけではダメ

今回のカフェでのことでは、お店の人達は皆「料理」をアピールポイント(味)だと想っていました。僕も食べてみたのですが、確かに美味しいです。なんでもオーナーの方は東京や京都での修行経験があり、満を持してオープンさせたそうです。


最初の数ヶ月はオーナーの経歴や味でお客様を引き寄せることはできます。でも何回も通ってくれるリピーターというのは、それらだけでは通い続けてくれません。そして、リピーターの方だけでは、売上はそれほど大きくはなっていきません。それはオーナーご自身も肌で感じたみたいで、その訳もあってホームページを作ったそうです。


ただ、ホームページを作っただけでは、そして作ったよ!とアピールするだけでは、効果は現れてきません。




アンケートをとる

そのカフェに来るお客様は、味だけではなく「場所」や「雰囲気」に魅力を感じていました。これはレジでの会計をやめて、テーブル会計を提案し、その会計をお待ちいただいてる間にアンケートをとらせてもらって解ったことです。


美味しいといった言葉も確かにありましたが、そこに「のんびりとした周りの景色に癒やされて」とか、「ぬくもりのある店内が好きです」といった、環境や店内の雰囲気を気に入られている言葉が多かったのです。





イメージしてもらう

そうすると、ホームページにどういったコンテンツを盛り込めていけばいいのか、解ってきますよね。料理だけでなく、カフェの様子が判る店内だったり、喧騒を離れて癒されたり落ち着ける周りの環境だったり、そういった充実した中身のあるコンテンツを多く発信することが大事になってきます。


その場所に行って、自分も体感したいと想わせる情報、行っている自分をイメージできる、そういったビジュアル情報を発信することが大切になってきます。



そして、料理のこともしっかりと発信はしていくのですが、その発信内容も、ただ味の説明や値段だけでなく、素材がどこから、どのようにして、そのカフェ(オーナーの手元)にまで来たのかといったストーリー要素を持たせたコンテンツとして発信すると、より大きな効果を期待することができます。





承認欲求

さらに、そういったカフェの内外の雰囲気が解れば、すでに来てくれているリピーターのお客様も友人・知人に紹介しやすくなります。


「今度、ここに行こうよ!」みたいな感じで楽しみながら誘いやすくなります。


勧めた人が一緒に行動してくれるということは、SNSの承認欲求が満たされることと同じ効果があり、次もまた勧めたくなる気持ちが高くなります。ご縁の数珠繋ぎ効果も期待できます。



SNSを上手に活用

ホームページの個々のコンテンツが決まれば、後はそれらコンテンツ情報を発信していくのですが、発信方法も考えなければいけません。


特にSNSを活用することはとても重要です。


今では殆どの方が、スマホのアプリやSNSを使って情報を見て、収集しています。ただ、アプリは創るには恐ろしいくらいの費用がかかるので、それだったら無料で使えるSNSを集客に活用することをお勧めしています。ただ活用するだけでなく、ターゲットとしているお客様によっては、FacebookやTwitter、Instagram、LINE@など、各メディアを使い分ける必要はあります。



■Facebook


Facebookは活用している人は少ないと言われていますが実は、情報収集には世代に関係なく、多くの人が使われています。実際に投稿人数は減少傾向が見受けられていますが、世界的にみて登録者数はまだまだ増加傾向にあります。カフェの経営も含めて、ビジネスをやられているのであればFacebookを活用して情報発信をすることを僕達はお勧めしています。



■Instagram


Instagramですが、これは写真を重要視している事業形態の人や、ビジュアル的に訴求出来る事業者の人であればぜひ活用してほしいSNSです。そのため料理写真はもちろん、インテリアや外装にこだわりのあるカフェなどの飲食店に向いているSNSとなります。ただ、今ではインスタ映えなどを気にして「綺麗に見せれば良い」といった時流は終わっています。それよりもInstagramユーザーとコミュニケーションが取りやすくなる情報発信やコンテンツ紹介が大切な時流になっていることは覚えておきましょう。



■Twitter


Twitterを使うメリットは拡散力です。日々、時間に流されていくイメージが強いですが、ユーザーへのアンケート調査だったり、キャンペーンの告知や施行だったり、手軽に誰でも参加しやすい土壌がTwitterにはあります。それこそ老若男女問わず、Twitterで発信したり収集したりしている人が多くいます。またコアなファンを生みやすいSNSでもあるので、一度ファンになってくれた人は必ずチェックしてくれるようにもなります。



LINE@は僕達は力を入れては取り組んでいないのでご紹介出来ることが出来ません。ごめんなさい!




ホームページ作成ツール Wixについて

デザイン制作会社様をはじめ、デザイナーやエンジニアの方の中には、Wixを初めとした「誰でも作れる〜」みたいな無料でコードを書かなくても出来るツールはだめ〜、な意見をよく言われます。僕達も以前は簡易版を作る程度に捉えていたのですが、今はそうでもありません。


僕達も、オーダーメイドで全くのゼロからデザインを起こして、コーディングしてWebサイト(ホームページ)を制作していますが、これが確実に全てのお客様に適しているとは考えていません。お客様の要望や規模に合わせて制作することも大切です。そして費用を多くかけたくない/かけれない、と言われる方にはWixを使用してホームページを創ることをご提案しています。


今のWixはコードを書いて今まで以上に自由に創れる部分が多くなっています。ユーザー登録することによって、Googleアナリティクスと連動し、独自のアクセス解析が出来るツールにもなっています。



こちらの画像を見てみてください。





実際に私たちがご相談を受けてから改善して2ヶ月後には、一気にアクセスが伸びています。年明けの2月に下がっているのは、店舗の一部をリフォームして、更新・発信が1週間ほど、出来なかったことが原因です。そしてブログを書いている5月はまだ解析が出来ていない状態を指しています。


またSNS別のアクセス数も解ったり、月毎、曜日毎、時間毎、も解るようになっています。


専門ツールのGoogleアナリティクスほど機能が充実しているわけではないですが、自分自身で運用し活用していくには十分な解析ツールが、今のWixには装備されています。



ホームページは創るのに費用が高いし、食◯ログなどでいいよ〜、という方は是非ここからの、ホームページを持つ効果・ホームページを持つことの利点、を読んで頂けるとよりホームページやWebへの理解が深まるかと思います。




特に飲食店の方に向けた書き方をします。




お客様の信頼感が得られる

今回のブログを読んでいるあなたも経験があり理解できることとは想いますが、どの店に行くか悩んで検討している時、お客様は想像以上にいろんな情報を集めていますよね。

例えば、Googleでキーワードを打ち込んで、とあるグルメサイトに行ったとします。そのサイトで気になったお店にオリジナルのURLがあると必ずアクセスすると想います。お客様は行った人の口コミや、SNSで流れてくる情報以外のことも知りたいと、オリジナルのホームページから発信される独自の情報を無意識に求めています。


店内の雰囲気やシェフの想いもチェックしたい人は思っている以上に多くいます。


さらにお店オリジナルのホームページがあれば、ちゃんと営業周りを整えて営業している、ユーザーを「おもてなししようとしている」という信頼感を得てくれています。




プロモーションの土台になる

ホームページを持つことはブランディングだけに留まらず、Webマーケティング、プロモーションの基本となります。ビジネス資産となります。


ホームページの有益点は、お店からお客様への情報発信だけでなく、どの程度数の、どういったお客様がお店に興味を持ってくれているのかを知る事が出来る、貴重な財産です。


ホームページのアクセス解析によりお客様の動向が解る事が多分にあるのに、機会を逃しているお店は未だに多くあります。興味を持ってくれているお客様の数、アクセスしてくれた経路、ホームページ(各ページ)での滞在時間など、マーケティングの基盤となる有益な情報の取得機会損失としています。


検索(アクセス)してくれたお客様はクーポンなしでも来店してくれる可能性は非常に高いです。そうすると、ホームページがないということがどれくらいの機会損失かが想像は出来ると思います。




広告戦略の幅が広がる

広告の面で、かなり重要なメリットがあります。

積極的にWebで広告を活用したい場合、ホームページがあればリスティング広告を設けることができます。

  • リスティング広告・・・キーワードに合わせて検索画面上に広告を表示させる広告です。ジャンルやエリアに合わせてキーワード設定し、お客様のニーズと店の情報合致した場合、お店をアピールできるでの大きな効果が期待できます。

お客様の条件に合った店が多く表示されるので、FacebookやInstagramで広告を出すよりも実際の来店につながる効果が期待できます。


もしホームページを持っていなければ、こういった戦略もできないことになってしまいます。




お店独自の情報発信を創造する

さらにホームページでなければ発信できない情報があります。


ホームページはページの追加や更新が自由ですし、戦略として動画や画像などのコンテンツを、独自の視点で情報発信し、表現もできます。


情報発信、と言いましたが、情報創作と言っても良いと想います。経営者や事業者、担当者(シェフ)の想いや、一品一品の料理の説明など、接客時では全て伝えきれないことを言葉やビジュアルとして伝えることが出来ます。ビジュアルとして伝えられることは大きな利点となります。料理の写真はもちろん、エントランスから入って席に着くまでの空気感を写真で見せる事により行ってみたくなるという感覚を持ってもらうことも可能となります。


ホームページはお客様のための情報収集の場としてだけでなく、お店が伝えたいことを自由に表現できる場でもあるからです。もちろん、買い手目線を忘れてはダメですけどね。





まとめ

ホームページを持つ、そして運用していくという事を難しく考えられる人も多くいますが、シンプルに「何を誰に対してどうやって伝えるのか」という事を考えることがホームページ活用にとって大切な事です。


僕達はホームページを創るだけでなく、運用や活用にも重点をおいて、デザイン・ブランディング戦略でトータルサポートをしています。ぜひどんなことでもご相談くださいね。

今回のブログが参考になれば嬉しく思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。



(投稿2018年5月20日/加筆・修正2019年9月12日)

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