こんにちは!代表の日置です。
今回も僕たちのブログ、HS BLOGに来て頂き、ありがとうございます。
普段、何気なく見ている色の多くはそれぞれが特有の力を持っていて、見ている人に多くの影響を与え、効果を発揮しています。
色の力が人の心理に与える影響や効果は、科学的には十分に解明されていませんが、多々様々な検証報告がされている、色が持つ心理的効果は、広告デザインでも多く活用されています。
商品やサービス、会社のイメージを効果的に伝えるためには、訴求したいターゲットに合わせた色を活用していくことがとても大切です。
今回は色が持つ力と、その心理的効果について簡潔にご紹介していきます。商品告知、広告デザイン、Webサイトなどにぜひご活用ください。
最後まで読んで頂ければ嬉しく想います。
カラー戦略
色にはそれぞれ特有のイメージと心理的効果があります。これらをコーポレートカラーや商品のイメージ戦略、Webサイト等に取り入れていけば、人の感情や心理に影響を与えることができます。
今回、基本色とされている11色についてご紹介しますね。
_赤
■持つ力・影響
熱い/強い//活動的/派手/情熱的/興奮/エネルギー/闘争/緊張/怒り etc.
■心理的効果
太陽、炎など生命に直結するイメージが強く、エネルギーの象徴といわれています。スポーツ競技で赤いユニホームなどが多いのは、自己を鼓舞したりや相手を圧倒するのに効果的だからです。
_オレンジ色
■持つ力・影響
明るい/元気/暖かい/健康的/楽しい/親近感/安っぽい etc.
■心理的効果
色の中で最も暖かいと感じられる色は実はオレンジ色という報告がされています。赤よりも強さが薄れることから、熱いといったことよりも、暖かさを感ることが多々あるようです。またその『暖かさ』から、優しい影響を与えることにも役立ちます。
_黄色
■持つ力・影響
希望/暖かさ/幸福/躍動/明朗/賑やか/エネルギー/幼稚/注意/騒がしい etc.
■心理的効果
暖色系の色であり、明度も高いことから、喜び・希望・幸福、といったポジティブなイメージを与えることができます。また、警戒色としても効果があるため、道路標識でも多く使用されている色になります。
_ピンク
■持つ力・影響
可愛い/若い/幸せ/甘い/ロマンチック/女性的/優美 etc.
■心理的効果
ピンクは刺激が少ない色になるため、柔らかい印象を与えることが出来ます。そのため可愛らしさを連想させることが多くあります。また、甘い香りや感覚をピンクにイメージする人が多く、幸福感を与えることもできます。
_緑
■持つ力・影響
癒やし/安らぎ/落ち着き/爽やか/新鮮/安全/平和/健康 etc.
■心理的効果
緑は自然そのものに直結することが多いことから、安らぎや安心感を与えることが出来ます。そのため、癒やしや爽やかさを与え、興奮を抑えたりする効果が期待できます。
_青
■持つ力・影響
冷静/冷たい/知的/誠実/爽快感/信頼/落ち着き/平和/静か etc.
■心理的効果
水や海、空を連想させることから、冷たさを感じさせることができ、そこからさらにクールダウン効果を期待することも出来ます。またそのクールダウン効果の影響から、冷静や知的といった影響を与えることも出来ます。
_紫
■持つ力・影響
高級/神秘的/不思議/和風/大人/高貴/古典 etc.
■心理的効果
国内外の歴史上、紫の染料は貴重であったことから高貴、高級という影響を与えることができます。また古来から尊ばれていることが多いことから、神秘的や不思議といった印象を与えることもできます。
_茶色
■持つ力・影響
落ち着き/堅実/安心感/地味/保守的/マイルド/自然/渋い etc.
■心理的効果
植物を育む大地の色であるため、地に足をつけた/根ざしている、といったどっしりとした支えの色であることを連想させやすい色です。そのため、落ち着きや安心感を感じさせることが出来ます。
_グレー
■持つ力・影響
落ち着き/シック/曖昧/不安/控えめ/疑惑/不正 etc.
■持つ力・影響
白でも黒でもない色で、ハッキリとしないことが多くあるため、不安や曖昧といった影響を与えます。しかしその反面、ソフトな色合いであるため、落ち着きやシックといった印象を与えることも出来ます。
_白
■持つ力・影響
明るい/未来/平和/善/神聖/潔白/純粋/清潔/無垢/緊張 etc.
■心理的効果
明るく、光を表しやすい色であることから、純粋で清潔なイメージを与えることができます。また、穢れがないことを感じさせる白は平和の象徴だけでなく、神の象徴や神聖さも併せ持っています。
_黒
■持つ力・影響
強さ/クール/高級感/シック/恐怖/反抗/暗さ/威圧的/ etc.
■心理的効果
光の白に対し黒は闇の象徴と囚われやすく、恐怖感や威圧感を感じさせる色です。しかし、アパレルなど、業界によっては、強さやかっこよさを表現しやすく、お洒落やクールといった印象を与えることも出来ます。
年齢(年代)による好みの色
実は男性と女性では観ている箇所が違います。観ているポイント、と言った方が良いかと想います。そのためお客様が男性か女性かで色(配色)を考える必要はあります。
男性は青や緑などの寒色系を好みやすく、女性は赤など暖色系を好む傾向があります。そして、共通で好まれる色として、黄色、オレンジ色、白色等があります。
さらに実は、年齢(年代)の違いによっても好む色は変わってきます。
子供さんは彩度が高く、他の色が混ざっていない純色を好む傾向が強くあります。その反面、大人の多くの方は、淡い色を好む方が多くいます。年代が上になるほど、その淡色が明るくなっていきます。
この色の好みですが、おおよそ40代半ばに差し掛かった頃から(人にもよりますが)、上記のように分かれています。
なぜか?!
それは、テレビゲームの影響が強いと考えられています。私たちもそう想っています。
多くのテレビゲームは原色が多く使われていて、線も均一で太いですよね。その時の影響や感覚が染み付いているんです。ただ、年齢が上がるにつれてテレビゲームはあまりやらなくなってきます、、、よね?!
(小さい頃からテレビゲームをやり続けている方、といった例外もあります。)
ですからお客様の年齢もデザイン/ビジュアルに影響することが多々あります。
このように年齢や性別によって、色の好みや傾向は変わります。訴求したいターゲットに合わせて使用する色を変えることで、商品・サービスの良さやメリットが伝わりやすくなります。
2020年の流行色
色にも流行となる色はあります。それはパントン(Pantone)という海外の企業が毎年、その年の流行色(トレンドカラー)を発表しています。
2020年の流行色には空色、しかも宵の明星として使われることの多い『宵の空色』として使われることの多い、クラシックブルーが選ばれました。落ち着きや自信を与えたり表す色であり、繋がりをもたらして安心感を与える色でもあります。
ぜひ2020年のこちらの流行色を広告デザインに取り入れて、多くの繋がりが持てて自信溢れた年を迎えられるようにしたいですね。
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
(投稿2019年4月3日/加筆・修正2019年12月9日)